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LMS(研修・学習管理システム)導入で社内教育を成功させるためのポイント

2024.07.22

はじめに

はじめに

LMSは、eラーニングをサポートする学習管理システムです。働き方の変化によりリモートワークが増加している昨今では、LMSを導入してeラーニングを利用する企業が増えてきました。

しかし、「社内教育のためにLMSの導入を検討しているが、活かし方がわからない」「LMSを導入したものの、もっと成果を実感したい」という企業の担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、LMSを活用して社内教育を成功に導くために、企業の担当者が意識すべきポイントを詳しく解説します。さらに、弊社のLMSを社内教育に導入して成功した事例についてもまとめました。

導入を考えている担当者はぜひ参考にし、成功に導いてください。

・社内向けeラーニング導入や構築に必要なeラーニングシステム(LMS)とは?
https://itbee.co.jp/blog/blog001/

・eラーニングとLMSの違いとは?
https://itbee.co.jp/blog/blog010/

LMSで社内教育を成功に導くために担当者が意識すべきポイント

LMSで社内教育を成功に導くために担当者が意識すべきポイント

LMS(研修・学習管理システム)で社内教育を効果的に進めるためには、複数の学習形態を取り入れることや、継続的な教材の更新、社員のフォローが必要です。

ここでは、LMSで社内教育を成功させる6つのポイントを紹介します。導入前にぜひ確認していただき、最大限に活かしてください。

導入目的に沿ったシステムを選ぶ

まずは、導入目的に適したLMSを選ぶことが重要です。目的が明確でなければ、機能やサービスなどにおいて適切なLMSを選ぶことができず、導入後の効果測定が難しくなってしまうからです。

LMSを導入する前は、以下を明確にすることが大切です。

  • 導入する背景
  • 導入により得たい効果

例えば、新入社員研修の質がばらついているという課題を抱えた企業の場合、LMSの導入により、教育内容を統一化することを期待するでしょう。

導入後は、部門共通のプログラムは主に人事部が担当し、各部署の業務において独自に必要な知識・スキルのプログラムは各部署に担当してもらうことと想定します。

この場合、LMSを選定する担当者が着目すべきポイントは以下の3つです。

  • 一般的な学習コンテンツを簡単にLMSに搭載できるか
  • 人事部だけでなく各部署に学習コースをつくる権限を割り振れるか
  • 教材の作成は特殊なスキルがなくてもできるのか

このように、導入する背景と得られる効果を明確にすれば、目的に合った最適なLMSを選ぶことができるのです。

継続的な導入効果の分析と改善をおこなう

LMSを効果的に活用するためには、常に分析し改善を続けることが重要です。

LMSでは受講者の学習状況の統計や成績を一括で管理できます。部署ごとの学習状況や受講者が苦手としている分野を分析できるため、社内教育の課題や改善点を考えることができます。

LMSは導入したら終わりではありません。成功に導くためには、常に分析と改善を続けることがカギとなります。

例えば、技術習得のために体験学習を実施する場合、eラーニングで動画を視聴させ事前学習を行っておけば、その後の体験学習がスムーズに進みます。

また、ブレンデッド・ラーニングをおこなうことで管理者(または講師)は、受講者が、どの分野の学習理解度が低いか、どんな課題があるかを事前に把握することができます。

ブレンデッド・ラーニングは、管理者と受講者の両方において対面研修のみよりも効果的な研修を実施できるのです。

ブレンデッド・ラーニングを活用する

eラーニングと対面形式との両方の学習を組み合わせることをブレンデッド・ラーニングと呼び、昨今では学校教育などでも取り入れられています。
LMS(研修・学習管理システム)を社内教育に活かすためには、eラーニングだけに頼らず、ブレンデッド・ラーニングをおこなうことも大切です。 LMSを活用したeラーニングは時間や場所を問わず学習できますが、学習の取り組みは社員に一任されるため、モチベーション維持が難しくなる人もいます。そのため、すべてをeラーニングで完結させるのではなく、定期的に対面を実施し、メリハリを付けるといいです。

例えば、技術習得のために体験学習を実施する場合、eラーニングで動画を視聴させ事前学習を行っておけば、その後の体験学習がスムーズに進みます。

また、ブレンデッド・ラーニングをおこなうことで管理者(または講師)は、受講者が、どの分野の学習理解度が低いか、どんな課題があるかを事前に把握することができます。

ブレンデッド・ラーニングは、管理者と受講者の両方において対面集合研修のみよりも効果的な研修を実施できるのです。

教材を更新し最新の情報を提供する

LMS(研修・学習管理システム)で社内教育を成功させるためには、教材の更新が欠かせません。同じ教材を長期間使っていると、古い情報で学習させてしまう恐れがあるからです。

LMSは、教材の修正や削除、追加といった編集をリアルタイムにおこなうことができます。業界内の最新情報に合わせて積極的に教材を編集し、提供しましょう。

アウトプットして学習内容をより定着させる

eラーニングは動画視聴を通した学習という、インプットを中心とした学習方法のイメージを抱かれがちです。しかし、eラーニングによる社内教育をより定着させていくためには、学習内容を定期的にアウトプットすることが大切です。

LMSでは、受講者の成績把握やアンケート・レポートなどの提出物の管理が簡単にできます。このようなアウトプットができる機能が搭載されたLMSを活用すれば、受講者の理解度がよりアップするでしょう。

継続的に社員をフォローする

LMS(研修・学習管理システム)を効果的に利用するためには、継続的に社員をフォローすることも大切です。

LMSは、作成した教材を社員に提供したら終わりではありません。学習内容を実務で活かしていくには、社員の進捗状況を確認したり、必要に応じて個別にフィードバックを送ったりし、継続的にフォローすることが求められます。

LMSならアンケート機能がついているので、教材の難易度やわかりづらい点などを社員から聞き出すことができ、改善に役立てられます。

LMSで社内教育を成功に導くためにITbeeのLMSが選ばれている3つの理由

LMSで社内教育を成功に導くためにITbeeのLMSが選ばれている3つの理由

eラーニングが普及している昨今では、さまざまなLMSがリリースされています。そのため、「どれも似たり寄ったりで、決め手がない」と迷ってしまうことがあるかもしれません。

そこで着目していただきたいポイントが、以下の3つです。

  • 自社のニーズに合わせてカスタマイズできるか
  • 管理者と受講者、両方にとって使いやすいシステムであるか
  • セキュリティがしっかりしているか

ITbeeのLMSは自社のニーズに合わせてカスタマイズできる

クラウドサービスで提供されているLMSの場合、カスタマイズはできるものの、どこまで対応可能なのかは各社によって異なります。また、カスタマイズにかかる料金も作業レベルによって異なり、「予想外に高かった」という声も少なくありません。
ただし、LMSを一からスクラッチで開発することに比べると、圧倒的に安価に導入することが可能です。

ITBeeには、eラーニング専任のディレクターがいます。過去の開発経験を生かしたお客様へのご提案、新規機能開発の検討などから始まり、自社開発のシステムをベースにカスタマイズするため、今までにない機能もスピーディーかつ安価に追加開発ができることが大きな強み。

ITbeeのLMSは管理者・受講者のことを徹底的に考えたeラーニング

使いにくいと学習する側はストレスを感じてしまい、学習がスムーズに進みません。簡単に操作できるLMSならモチベーションが下がることなく、集中して学習に取り組めるでしょう。
また、管理者にとっても操作性がいいに越したことはありません。なぜなら、コースの登録編集、学習管理などの作業がスムーズに行えれば、負担が軽減できるからです。
ITbeeのSpeedLMSは、管理者にとっても受講者にとっても迷わず使えるシステムを目指して開発されています。

  • アイコン操作で簡単にコースが作れる機能
  • 動画の配信を自動で最適な形に変換する機能
  • 期限間際の受講者に自動でフォローメールを送信する機能

管理者に負担がかからないよう、これらの機能を搭載しています。

さらにProプランでは、運用上必要な機能の追加やサービスにあったデザインの変更など、自由自在にカスタマイズできます。

ITbeeのLMSは大手企業のセキュリティ基準をクリアした信頼あるシステム

eラーニングを使ううえで、セキュリティ面も見逃せないポイントです。脆弱なセキュリティシステムでは、情報漏洩やシステム障害などのトラブルが生じる恐れがあるからです。

SpeedLMSを搭載しているデータセンターは、セキュリティと安定性に優れており、すべてのプランにおいて、24時間の有人監視を含むあらゆる監視体制を強化しています。

機能ごとにサーバを用意し、機密情報が入っているデータベースは外部から直接アクセスできないようにしたり、アクセスメンバーを限定したりし、情報流出を防ぐ対策がなされています。各サーバは障害にも強く、お客様の大事なデータを安全に保管しています。

万が一障害が発生した場合も、有人対応で迅速に復旧にあたるため、安心して利用できると評判です。

ITbeeのLMSを社内教育に導入して成功した3つの事例

ITbeeのLMSを社内教育に導入して成功した3つの事例

最後に弊社のLMSを社内教育に導入した事例を紹介します。

株式会社A様(IT系研修・事業)

コロナの影響で集合研修ができず、集客が減少したことを受け、研修事業継続のためにLMSを導入されました

【開発実績】

  • 事前配布資料のPDFダウンロード禁止機能
  • テスト問題のコピー禁止機能
  • アンケート集計機能の拡張

【開発実績】

事前学習をeラーニングでおこない、オンライン研修と集合研修を実施しました。研修実施後にeラーニング上のテストで成果を確認する運用を導入したところ、オンライン研修のみ、または集合研修のみでの研修よりも効果的な研修ができ、顧客満足度が向上しました。

E株式会社様(総合アウトソーシング)

M&Aによる企業規模拡大により、各グループの社内教育がバラバラになっておられました。管理工数とコストを削減するためにもLMSを導入されました。

【開発実績】

  • シングルサインオン
  • 研修管理(レポート承認機能など)
  • 複数のeラーニングシステムを統合

【開発実績】

eラーニングシステムで社員教育を統一したことにより、グループ企業間の人事異動対応もスムーズになりました。また、システム統合により管理工数が削減され、コストダウンにつながりました。

一般社団法人C様(諸団体)

それまで手作業でおこなっていた研修管理の運用を自動化させ。集合研修とWEB研修の運用ロジックを一本化するために弊社のLMSを導入されました。

【開発実績】

  • 研修管理機能の開発
  • 会員管理機能の開発
  • 決済機能の連携
  • 集合研修及びWEB研修の一括管理機能の開発

【開発実績】

研修管理の運用を一元化することで、ユーザーの申込・受講における操作性が大きく向上しました。また、管理工数を大幅に削減。決済機能を含め、システムへのスムーズな導線を確保したことで、受講者数が増加しました。

このように、LMS(研修・学習管理システム)を社内教育に導入すると、効率的な学習管理やコスト削減、社員一人ひとりのレベルにあった学習の提供といったメリットが得られます。

LMSを企業が導入するメリットについては以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

eラーニングを導入する事で社員や企業にどのようなメリットをもたらすのか
https://itbee.co.jp/blog/blog003/

さいごに

さいごに

LMS(研修・学習管理システム)で社内教育を成功に導くためには、目的と機能に合わせたLMSを導入することが前提にあります。そのうえで、ブレンデッド・ラーニングの活用や最新情報の提供、継続的な社員のフォロー、アウトプットが必要です。

これらのポイントを意識し実践することで、LMS効果が最大限に引き出されるでしょう。

また、LMSを選ぶ際はさまざまな要素から比較検討したうえで無料トライアルを活用し、実際の使用感を確かめることが大切です。

今回紹介したポイントを参考にし、LMSで社内教育を成功に導いてください。

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