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簡単なeラーニング教材の作り方・効果的にする工夫4選

2023.06.12

はじめに

コロナ禍以降、集合型研修からオンラインの研修に移行する企業が増えています。それに伴い、eラーニングシステムを導入した企業も多いのではないでしょうか。
しかし、システムを導入したのはいいものの、そこに載せるコンテンツ(教材)をどのように作ったらよいか分からない……。そんな担当者様も多いことでしょう。
今回は、そんなお悩みを解決するため、そして気軽にeラーニングを活用していただくため、「簡単なeラーニング教材の作り方4選」をご紹介します。

簡単なeラーニング教材の作り方4選

簡単なeラーニング教材の作り方4選

本題に入る前に、eラーニングシステムの機能について、弊社・株式会社ITBeeのSpeedLMSを例に、少しだけご説明します。
SpeedLMSでは受講者向けのコースを作成する際、教材として、「動画」「テキスト」「テスト」「ワーク」「アンケート」などを複数設定することができます。
例えば「動画」はmp4形式をはじめとした動画ファイルを、「テキスト」はPDFやPowerPointなどのドキュメントファイルをそれぞれアップロードし、設定します。
「テスト」「ワーク」「アンケート」は、簡単な操作で管理画面上から設問・選択肢を入力していく設定法です。

このように、動画にせよ、テキストにせよ、すでにお手元にファイルがあるのであれば、簡単な操作でeラーニングシステムに設定することが可能です。
ですが、それらがまだ無い場合、皆さんがeラーニング用に一から作成しようとすると、かなりの手間がかかるのではないでしょうか。
とりわけ、動画ファイル、ドキュメントファイルの作成は、皆さんが本業でお忙しい中、片手間で自作するにはハードルが高いといえるでしょう。
ぜひ、これからご紹介する4つの方法を参考に、無理のないコンテンツ作成をしていただくことをお勧めします。

①リモート研修の録画

昨今、Zoomなどのオンライン会議ツールを用い、リモートで研修を行う企業も多くなりました。
このリモート研修を録画するだけで、動画として活用することができます。
たいていのオンライン会議ツールには、録画機能がついています。録画したデータを「動画」としてeラーニングシステムにアップロードすれば、動画コンテンツの完成です。
これで、研修当日に参加できなかった方も受講することができます。

②リモート研修の配信

①でご紹介したリモート研修の録画は、撮影したものを後で見ていただく、いわゆる「オンデマンド形式」ですが、「リモート研修の配信」は「ライブ配信」です。
設定方法はとても簡単で、「外部リンク」にオンライン会議のURLを貼るだけです。
受講者は決められた時間になったら、リンクからオンライン会議のツールを開き、研修を受けます。

③PowerPointの録画機能で作成した動画

もし、集合型の研修を実施した際の投影スライドや、あるいは社内の勉強会向けに用意したスライドが残っているなら、それを活用して簡単に動画を作ることができます。
PowerPointには動画を作成できる録画機能があり、プレゼンテーションに講師の音声・映像を挿入することが可能です。
PowerPointに備わっている録画ボタンを押し、あとは集合型研修でスライドショーを行う感覚で、ノート欄の原稿を読み上げながら、スライドを操作するだけです。
詳しい方法は、「PowerPointを使って、動画コンテンツを簡単に制作する方法」で説明していますので、興味のある方はご覧ください。

④PDF・PowerPointの資料

最後に、とても’’手抜き’’のコンテンツをご紹介します。 集合型の研修で配布していたPDFやPowerPointの資料をそのままeラーニングコンテンツとして使ってしまうのです。
はじめにお伝えした通り、eラーニングシステムにはPDFやPowerPointをそのままアップロードすることができる機能もあります。
一から新しいコンテンツを作成しようとする前に、まず「使えるものを使うこと」を検討してみてはいかがでしょう。

より効果的なコンテンツにするための工夫

より効果的なコンテンツにするための工夫

これまでにご紹介した方法を採用することで、とても簡単にコンテンツを準備でき、eラーニングコースを開講することができます。
しかし、これらに少しだけ手を加えることで、学習効果をさらに高めることが可能です。
これにも4つの方法があります。

①リモート研修の録画を編集する

リモート研修でありがちなのは、途中で音声が途切れたり、講義とは関係のない音声(ノイズや、屋外の自然音など)が入ってしまうトラブルです。また、全員がログインするまでの待機時間や、休憩時間までも録画に含まれてしまうこともあります。
講義と関係がない映像・音声までも視聴させられるとなると、受講者は集中力を保つのが難しくなります。
そこで、動画編集ソフトを使い、必要のない映像・音声をカットすることをお勧めします。動画編集といっても、カットする(切る)だけなので、高度な技術は必要ありません。
例えば、Premiere ProやDaVinci Resolveは使いやすく、お勧めのソフトです。
しかし、このような特別なツールを使わなくても、簡単な動画の編集であれば、実はPowerPointで行うこともできます。
PowerPointのスライド上に動画ファイルを載せ、右クリックで「トリム」を選択。あとは範囲を指定し、トリミング(切り抜く操作のこと)をします。最後に、ファイルをmp4形式で保存をするだけです。とても簡単です。

②リモート研修の配信に「事前ワーク」を付け加える

より効果的な学習にするためには、リモート研修の実施前に、受講者に「事前ワーク」を出題することをお勧めします。
例えば、当日の研修資料をeラーニングシステムにアップロードし、必ず事前に目を通しておくことを指示します。
受講者に事前情報や基礎知識をインプットしておくことで、当日の講義がスムーズに進むことが期待できます。
事前ワークとしては「アンケート」も良いでしょう。回答を集計しておき、結果を当日に発表することで、受講者の興味を引き付ける効果が狙えます。

③PowerPointの録画に字幕を付ける

社内で動画を制作する場合、ナレーター役は皆さん、あるいは別の社員が務めることになります。PowerPointのノート欄に記載された原稿を読み上げますが、プロのナレーターではないため、聞き取りにくい発声になることがあります。
ナレーションの訓練を積んでいない以上、仕方のないことです。ただ、視聴する受講者にとってはストレスになるでしょう。
そこで、字幕です。画面に字幕が入っていれば、音声の不備もある程度はカバーできるでしょう。
字幕は、編集ソフトを使えば簡単に挿入することができます。

④テストを付ける

教材を載せるだけでは、受講者が内容を理解したかまでは分かりません。もしかしたら、PDFやPowerPointのドキュメントを開いたものの、あまり読まずにすぐ閉じてしまった受講者もいるかもしれません。
理解度を確かめるには、テストが必要です。eラーニングシステムの「テスト」機能で、合格点を取る何度でも受講させるような設定を行い、理解の不十分な受講者に復習を促すことができます。

プロの手を借りるメリット

プロの手を借りるメリット

eラーニングのコンテンツは、お手元にあるものを活用することで、意外と簡単に作れることを紹介してきました。
また、それに少し手を加えるだけで、より学習効果の高いコンテンツにすることもご理解いただけたと思います。

ただ、その時間をかけることもできない場合も、きっとあるのではないでしょうか。

そこでお勧めしたいのが、プロへの委託です。
「プロに委託すると外注費用がかかる」と敬遠される方もいますが、担当者様の時間や手間を考えれば、むしろ外注した方がコストパフォーマンスは高いかもしれません。その点をお考えください。

株式会社ITBeeは、創業以来、eラーニングの専門業者として、様々な法人様の教育コンテンツを手掛けてきました。
動画はもちろんですが、PowerPointやPDFの資料、テストの作成も得意としています。
また、制作工程の一部のみのご依頼も可能です。
例えば、
・PowerPoint資料のブラッシュアップ(内容面、デザイン面とも)
・プロのナレーターを使っての、PowerPointの動画化
・お客様作成のドキュメントを基にした「テスト」の作成
・動画の撮影、編集
など、様々なパターンでのご依頼が可能です。
もちろん、企画の段階からご相談に乗ることもできます。

まとめ

今回は、eラーニングシステムにどんなコンテンツを載せたらいいか分からない方に向け、「簡単なeラーニング教材の作り方4選」をご紹介しました。
お手元の動画や資料を使い、気軽にeラーニングを始めるきっかけになれば幸いです。

また、効果的なコンテンツにするためにできる工夫もご紹介いたしました。
簡単にできるものばかりですので、ぜひ試してみてください。

そして、コンテンツに手を加える時間のない方や、より学習効果の高いコンテンツをお求めの方には、プロへの委託をお勧めします。

株式会社ITBeeは、お持ちの資料やPowerPointを使った動画やテストはもちろん、企画から参加させていただくこともできます。

「自社でコンテンツを作成してみたが、納得のいくものができなかったので、助けてほしい」。そのようなご相談も大歓迎です。
コンテンツ制作でお困りのことがありましたら、ITBeeがお力になります。
ぜひご相談ください。

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