ブログ

研修動画コンテンツの種類と作り方について

2022.09.25 更新日: 2024.10.08

社内の人材教育として、今や、どの企業も当然のようにeラーニングの導入を行っています。
ですが、そのeラーニングの中身となると、各社とも作り方はまちまちのようです。
お金をかけてプロである制作会社に外注するケースもあれば、自社社員が業務時間の合間に制作するケースも多いようです。一体どちらがよいのか?
また、そもそもeラーニングの動画にはどのようなパターンがあるのか?
今回はそれらの疑問にお答えするべく、「研修動画コンテンツ」の種類と作り方について見ていきましょう。

研修に動画を使うメリット

研修に動画を使うメリット

研修に動画を使うメリットは、いくつも考えられます。

文書や静止画と比較した場合のメリット

社内教育として、Power Pointのスライドや、Word、PDFなどの文書資料を配布し、学習させることもあるでしょう。
ですが、これらは「読む」学習です。普段、あまり本や新聞を読む習慣のない人にとっては、苦痛であると同時に、理解度の面でも不安が残ります。

動画コンテンツにすることで、「見る」「聞く」学習へと変わります。現代人は、動画視聴に慣れています。多くの人が、ちょっとした空き時間に、スマホやタブレット等で、YouTubeをはじめとした動画コンテンツを楽しんでいることでしょう。
動画は、文書よりも、現代人にとって親和性の高い表現手法だと言えます。

また、「音」をつけることができるのも動画の利点の一つです。テーマが変わったタイミングで、BGMを切り替えることで分かりやすくする。
重要なポイントには効果音を流す、等々。
映像と音声との両面から受講者の感覚に訴求することができます。

集合研修と比較した場合のメリット

会議室などに人を集めて、講師が直接指導を行う集合研修、セミナー。これと比較した場合に、動画コンテンツにはメリットがあるでしょうか?

現場の臨場感という点では劣るかもしれませんし、講師にその場で直接質問ができない、という点では不便かもしれません。
ですが、それ以外の面では、動画コンテンツの方がむしろ優っていると言っても過言ではありません。

集合研修と異なり、動画コンテンツは場所を選びません。「興味のある内容だけど、東京で開催される研修かぁ…。
あきらめざるを得ないな」等となることがありません。北海道にいようとも、沖縄にいようとも、同じ内容を学習できるのです。

さらに、動画コンテンツは時間も選びません。通勤時間にスマホで学習する、隙間時間に学習することが可能です。
さらに、倍速機能を使うことにより、学習時間自体を短くすることもできるでしょう。

まったく同じ量をインプットできるのだとしたら、一日拘束される集合研修と、場所も時間も制限のない動画コンテンツとでは、果たしてどちらに軍配が上がるでしょうか?
言うまでもありません。

リアルタイム配信と比較した場合のメリット

eラーニングの動画には2つのタイプがあります。まず、リアルタイム配信(ライブ配信)。これはその名の通り、講師の解説をリアルタイムに配信するものです。そのため、受講者から質問を受け付けることもできます。

もう1つは、あらかじめ録画された動画を、ユーザーが見たい時に見るタイプの受講方法で、一般にオンデマンド型と呼ばれます。
今回「研修動画」として想定しているのは、基本的にオンデマンド型の方です。
オンデマンド型の場合、講師の言い間違えを訂正・編集してから配信することができるため、ライブ型の研修と比べて、内容の精度が向上すると言えるでしょう。

後編集を行うことにより、BGMや効果音、テロップ等を挿入することで、見栄えのよいコンテンツに仕上げることもできます。
さらに、ユーザーは動画の「一時停止」ができるため、置いてけぼりになることなく、自分の理解度に合わせて受講を進めることもできます。

OJTと比較した場合のメリット

社内教育というと、会議室に社員を集めて講師が教える……というようなものだけではありません。
いわゆるOJT(On-the-Job Training)の方が、むしろ多いのではないでしょうか。
業務中に、業務手順を先輩社員が手取り足取り教える、という方法です。

OJTにはOJTの利点があります。ですが、一つ見過ごされがちな危険性もあります。

それは、「教える人によって教え方がバラバラである」ことです。

先輩Aと先輩Bとで、教え方も、言っている内容も違う場合、教わる側の新人社員が混乱してしまうことがあります。

時には、教える先輩側の失念により、大切なことを伝え忘れてしまうかもしれません。

研修動画であれば、すべての社員がまったく同じ内容を受講するわけですから、理解に差異が生じません。

さらに言えば、先輩社員側も、OJTに割く時間が減ることで、自分に与えられた本来の業務に集中できるという利点があるでしょう。

動画コンテンツの種類

動画コンテンツの種類

eラーニングの研修動画になるテーマは、多種多様です。
まず、コンプライアンス教育、ハラスメント予防教育、情報セキュリティ教育、コミュニケーションスキル、ビジネスマナーといった、社会人として最低限必要な知識。

論理思考(ロジカルシンキング)、マーケティング、会計(アカウンティング)といった、その他のビジネススキル。

WordやExcel、PowerPoint等の操作や、プログラミングスキルといった、ITの知識。

健康管理やストレスコントロールといった、福利厚生も兼ねた教育。

あるいは語学、スポーツ、法律なども、動画コンテンツのテーマになり得ます。
しかし、eラーニングになる動画はこれだけではありません。工場機器の操作方法や接客マニュアルなど、その企業、その部署にとって求められる専門性の高い知識を動画にして学ぶことができます。

研修用動画の形式

研修用動画の形式

一口に研修用動画、eラーニング動画と言っても、実に様々な形式があります。
試しにYouTubeで「〇〇〇 研修」「〇〇〇 講座」と検索してみてください。
〇〇〇には、あなたが興味関心を持つテーマを入れてみましょう。
マナー、プログラミング、マネジメント、投資……、何でも構いません。

どのような動画がヒットしましたか? 
おそらく、実際に開催されているセミナーをただ撮影したもの。
講師の背景にスライドを合成したクロマキー撮影をしたもの(合成撮影)、ドラマ仕立てのもの、そもそも話者の登場しないスライドだけのもの、キャラクターが登場するアニメーションのもの、など、多種多様なものが見つかったのではないでしょうか。
これらの形式には、それぞれ特徴があります。

セミナーや講座をただ撮影するもの

もし、近日中にセミナー、あるいは社内勉強会が開催される予定なのであれば、そこにカメラを持ち込み、一部始終を撮影することで、研修動画が完成します。
これは最も安上がりな制作方法の一つ
でしょう。
ですが、いくつかの課題があります。
まず、それぞれのセミナーは、研修動画用に開催されるわけではないので、あくまでもその場にいる受講生への教育が主目的です。
そのため、講師はどうしても目の前の受講生に対して語り掛ける形になり、また、受講生からの質問・相談に答える形で場が進んでいきます。
声の大きさ、トーンも、あくまでも目の前の受講生にとって聞きやすい具合に調整されるでしょう。
完成した研修動画は、あくまでも「セミナーの様子を記録したもの」であり、「教材」として十分なクオリティにあるとは言い難い代物に仕上がってしまう恐れがあります。
動画を視聴させても、実際にセミナーへ参加した者ほどの学習効果は期待できない、ということです。
それを防ぐために、撮影後の編集作業に力を注ぐことで、記録映像から学習教材に昇華させることも可能かもしれませんが、それでは結局、コスト高となってしまいます。

研修動画のために、あらためて講師を撮影したもの

研修用の動画を撮影する、という目的で、講師に教壇に立っていただき、それを撮影するパターンです。黒板やホワイトボードの前で解説してもらう場合もあれば、クロマキー撮影を行う場合もあるでしょう。

単にセミナーを撮影する場合と比べて、凝った映像に仕上げることが期待できます。それぞれの場面で、黒板・ホワイトボードの文字をアップにしたり、スライドだけを投影したり、逆に講師の表情を大写しにしたり、適切な頻度で図やテロップを挿入したり……などなど。後編集の工夫次第で、分かりやすい教材に仕立てることができるでしょう。
ただし、難点が2つあります。

後編集を凝れば凝るほど、やはりコスト高になってしまうということ。

もう一つは、講師がこのような撮影に慣れていない場合、撮影時間が事前想定よりも膨大にかかる危険性があるということです。
プロの講師であっても、カメラに向かって解説をし続けることは不慣れです。
撮影前は「大丈夫、大丈夫。任せておいて」と胸を張っていらっしゃっても、いざ撮影が始まるとうまく話せず、「人が聴いてくれないと、調子が出ないんだよなぁ…」と嘆く姿は珍しくありません。
こういった懸念点を講師役の方にお伝えし、事前準備を十分に行っていただく必要があります。

人物を撮影せず、スライドだけで展開するもの

PowerPointのスライドに、音声を入れて動画化したものが、これに該当します。
完全に静止画ではなく、一部をアニメーションにしたり、モーショングラフィックと呼ばれる表現技法を取り入れたりしたものもこれに含まれると言ってよいでしょう。

このパターンの研修動画は、「簡単に作れる」と思われがちです。実際、社内に元になる資料があるのであれば、比較的、簡単に作ることもできるでしょう。
ですが、そこが落とし穴です。
社内にもともとあるPower Point資料は、動画化を想定して用意されていない場合が大半でしょう。
紙で配布するため、あるいはプレゼンテーション用として作成されたものではないでしょうか。

そのような資料に音声を入れて動画化しても、「見ていて分かりやすい」「内容がすらすらと頭に入ってくる」教材になる保証はどこにもありません。
たとえば、同じスライドのまま、3分も5分もまったく動きがない動画になるかもしれません。そのような教材を「集中して見ろ」というのは、なかなか難しい注文ではないでしょうか。

せっかく存在する元の資料を活かし、スライド型の研修動画を制作しようとする試み自体が悪いわけではありません。

動画化の作業を開始する前に、「果たして、この資料のままで分かりやすい動画になるだろうか」という受講者視点で資料を見つめ直すことが求められます。必要に応じて、資料の編集を行わなければならないでしょう。

キャラクターを使ったアニメーションもの

YouTubeを見ていても、2体以上のキャラクターが登場し、「ねえねえ、これ知ってる?」「あ、見たことはあるな。でも名前を知らないよ」といった掛け合いを展開する動画がいくつも存在します。
このような掛け合い型の教材には、「難しいテーマを、分かりやすく解説できる」といったメリットがあります。
特に、若い人や、そのテーマの初心者に対しては向いている表現手法と言えるでしょう。
ただし、デメリットもいくつかあります。

まず、掛け合い形式になるため、どうしても動画の再生時間が長めになってしまうこと。

イラストを描いたり、それに動きをつけたり、声優を起用したりと、どうしてもコスト高になってしまうこと。

そして、そもそもこのようなタイプのシナリオ(台本)を書けるスタッフを探さないといけないこと。

以上のような障壁はありますが、従来のeラーニングを行っても受講者の理解度が上がっていかないような職場であれば、このタイプの研修動画を試してみる価値は十分にあると言えます。「自社のミッション・ビジョンを、従業員に理解させたい」といった、抽象的なテーマにこそ向いている表現手法

逆に、「機械の操作法」のような具体的なテーマにはあまり向いていない手法だと言えるでしょう。

その他の制作手法

研修動画、eラーニング動画には、まだまだ他にも種類があります。
たとえば、俳優を起用して、ドラマ仕立てにする場合があります。
テーマによっては、効果的な選択肢の一つ
になります。
ただし、コストがだいぶ高くなりますし、権利の問題から動画の利用期間が限定されたり、直したい箇所が見つかっても修正が困難だったり、といったデメリットが考えられます。

ですが、コストを下げたいからと、自社の従業員に俳優のマネをさせても、目も当てられないクオリティになることは明らかです。

「工場における機器の操作」を解説する場合は、実際の操作を撮影し、後編集でテロップを挿入することで動画教材となります。
「Excelの特別な使い方」を解説する場合は、PCの画面上での操作を録画し、これまた後編集でテロップや赤枠等を挿入するやり方が一般的でしょう。
ただし、受講対象のスキルレベルによっては、スライドやナレーションで補足解説を添えることが必要になります。

動画の再生時間について

研修動画の「理想的な再生時間」を一つに決めることはできません。
テーマや受講対象者によっては、30分の研修動画が最適、60分のものが最適、ということもあると思います。
一概には言えません。

ただし大前提として、現代人はとかく「短い動画」の視聴に慣れている、という事実は見逃せません。
また、企業側が従業員に、業務命令として視聴を義務付ける研修動画であれば、短ければ短いほど、受講者の集中力は途切れにくいでしょう。
本人が、たまたま「これは見たかったテーマだ!」と思っていた場合は、90分間の研修動画であっても集中力を切らせることなく、視聴し終えてくれるかもしれません。ですが、それは極めてレアケースであり、教材提供側は期待しない方が得策です。

研修動画は、できるだけ3~5分、長くても10分程度で一区切りがつけられるように作成しましょう。
90分のセミナーを撮影した動画であれば、10分間ずつ、9つの動画に分割して提供する方が良いでしょう。
もちろん、きっかり10分間でなくても構いません。
内容面を鑑みて、区切りのいい箇所で分割することを意識しましょう。
研修動画は、大は小を兼ねる、とはならないのです。

研修用動画の作り方

研修用動画の作り方

すでに上で解説している通り、一口に研修用動画といっても、イラストを使ったもの、俳優を起用したものなど、様々なものがあり、制作方法も千差万別です。
ここでは、自社内で簡単に作成できる「Power Pointスライドに音声を入れる」タイプの研修動画について、オーソドックスな制作方法を解説します。

事前準備

まず、元となるPower Pointを用意します。
今回は、すでに社内に資料が存在するものと仮定しましょう。
他に必要なものは、このPower Pointを操作しながら、解説ナレーションを吹き込む人物です。
今回は、あなた自身が行うものとしましょう。

スライドの編集

用意したPower Pointは、もともと動画化を想定していない資料のはずです
。まず、これを動画化用に編集し直すことから作業がスタートします。
1スライド内の文章量は適切でしょうか?
図やイラストが適度に挿入されているでしょうか?
しっかり読ませたい文字が、大きめのサイズになっているでしょうか?
念のため、各スライドを、「このまま動画に仕立てたとしたら何分くらいか」を考えながら、受講者になったつもりで見つめてみましょう。
必要に応じて、スライドの分割、あるいは削除を検討してください。
なお、スライドサイズを16:9(ワイド画面)にしておくことをお勧めします。
4:3であっても動画化自体は可能ですが、受講者に「今どき、随分と小さな画面だな」という印象を与えてしまうかもしれません。
また、もしも話者(あなた)も画面に投影させたい場合は、そのためのスペースをスライド内に設けておくことが必要となります。

ナレーション原稿の作成

各スライドごとに、ナレーション原稿を作成しましょう。
ノート欄に記載しておきます。
読ませるのではなく、聞かせるための文章ですので、長くなり過ぎないよう、難解な表現を使わないように配慮します。
文章量ですが、参考となるのは300文字/スライドです。この文字数で、ナレーションの尺がだいたい1分前後になります。

練習・リハーサル

完成した原稿を基に、十分に練習を積んでおきましょう。
ストップウォッチを使って、想定している時間内に説明し終えることができるかも確認しておきましょう。
想定よりもだいぶ長い時間がかかってしまう場合は、スライドやナレーション原稿の中身に手を入れましょう。

本番撮影(録画)

Power Pointの機能を使って、撮影していきましょう。詳しくは、Power Pointでの録画について詳しく解説されたWebサイト等をご参照ください。

ここでは簡単に解説します。Windows10、PowerPoint2021での操作を想定した記述となります。
1. Power Pointファイルを開き、1スライドめを開く。
2. [レコード] ウィンドウの右上隅にある [PowerPoint] を選択。
3. 2 つのオプションから選択する
4. 準備ができたら、丸い赤い [記録] ボタンを 選択し、カウントダウンを待って、読み上げを開始する。以後は、通常のプレゼンテーションのように操作を行う。記録を終了する場合は[終了]を選択する。
5. ビデオとして保存する([ファイル] メニューから[保存] または [エクスポート] )。

レビュー

作成した動画を、自分自身で確認するだけでなく、他の社員にも視聴してもらうようにしましょう。客観的な意見をもらうことができます。「退屈すぎる」「分かりづらい」など、耳の痛い意見ほど重要です。

研修用動画で上手く伝えるためのポイント

研修用動画で上手く伝えるためのポイント

上で作り方を解説した「Power Pointスライドに音声を入れる」タイプの研修動画について、「分かりやすく」するためのポイントは大きく5つあります。

基本は「分かりやすいプレゼンテーション資料」と同じ

1スライドは1メッセージに留める、文字数を少なくする、ナレーション原稿は読み言葉ではなく聞き言葉で書く、文字ばかりでなくグラフなどのビジュアルを活用する……。
これらは、プレゼンテーション資料作りの基本的な技法です。いずれも、研修用動画の場合でも同じことが言えます。

1スライドは300文字以内に留める

読む速さにもよりますが、だいたい300文字前後で1分くらいの尺になります。
1スライド内のナレーション原稿が3,000文字もあると、そのスライドだけで10分もの時間を費やすことになります。

受講者にとって苦痛になりますね。
長くても300文字(1分)を超えないように配慮することをお勧めします。

アニメーションを多用しない

アニメーションの多用はあまりお勧めできません。画面がうるさくなる、という受講者視点での理由もありますが、撮影する際に操作が面倒になるという作成者側の理由もあります。

むしろ、1スライド内にアニメーションをぎっしりと設定するよりも、むしろスライドをこまめに分割する方法で、画面に変化をもたらした方がよいでしょう。

聴き取りやすい声で収録

研修用動画は、画面(スライド)だけでなく、音声が聴き取りやすいかどうかが、学習効果を大きく左右します。
早口になりすぎないこと、逆にスローになり過ぎないこと。言い間違えないこと。
十分に練習を積んでから撮影に挑んでください。

全体の尺が長くならないように

たとえ難しいテーマであっても、動画全体の尺が5分以内であれば、大半の受講者は辛抱して最後まで視聴してくれるでしょう。
これが20分、30分になってくると、そうはいきません。
全体の尺が長くなりすぎないように配慮しましょう。どうしても20分の尺が必要なのであれば、5分の動画×4本、というように分割することをお勧めします。

研修用動画をプロに依頼するメリットは

研修用動画をプロに依頼するメリット

これまで解説したように、Power Pointを使う等して、研修用動画を自社内で作成すること自体は可能です。
ですが、かなり手間がかかることは否めません。それだけの手間をかけて、十分なクオリティの研修用動画が仕上がるのであればまだ良いのですが、実際にトライしてみるとなかなかうまくいかないことにお気づきになるはずです。
ぜひ、プロの研修動画制作業者、プロのeラーニング専門業者に制作を依頼するという選択肢を検討してみましょう。
費用はかかりますが、自社従業員の労力は軽減し、クオリティ面でも高いコンテンツが制作できます。
イラストを使ったアニメーション、俳優を使ったドラマ仕立てのものなど、プロでないとそもそも制作が難しいタイプの動画であれば、なおさらです。

また、実は研修動画で最も大切なのは、シナリオ(内容。説明の流れ)です。たとえPower Pointベースのスライド型の動画であっても、シナリオを見直すことで分かりやすさが各段に向上するケースが多々あります。
動画を作成するのであれば、学習効果が高いものでなければ意味がありません。せっかく作った動画なのに、従業員に見てもらえない。見てもあまり頭に入っていない。
それでは作成した従業員の労力、視聴した受講者の時間が無駄になってしまいます

もし、「頑張ってみたけど、思うような教材が作れない…」と悩んでいらっしゃるのであれば、プロの力を借りない手はありません。

ただし、eラーニング専門業者といっても、そのすべてが研修用動画を制作できるとは限りません。
eラーニングシステムの提供だけを行い、動画制作は一切行っていない、というベンダーもたいへん多い状況です。

その点、株式会社ITBeeは、eラーニングのシステムも、コンテンツ(研修用動画)も、どちらにも専門のスタッフを揃えています。
研修用動画における企画設計者、シナリオライター、動画編集者やイラストレーター、声優・ナレーターまでアサイン可能です。
eラーニング(研修用動画)のことであれば、

・シナリオ作りから参加してほしい
・講師は用意するので、撮影だけ行ってほしい
・やりたいテーマは決まっているが、どう作っていいか分からない
・どこから相談していいかも分からない
など、どのようなお悩みでもご相談可能です。

まとめ

今回ご紹介した内容を踏まえて、研修用動画における最適なコストパフォーマンスとは何かを、今一度、考えていただければと思います。
研修用動画は、自社で簡単に作成することも可能です。ですが、せっかく作っても、受講者が真剣に視聴してくれなければ意味がありません。受講者を飽きさせない動画作りは、言うまでもなく困難です。
効果のあるeラーニングを行うのであれば、研修用動画の作成に十分な時間と費用を割いた方がよいでしょう。
つまり、自分たちだけで制作する場合も、準備やリハーサルを入念に行うようにすること。決して、片手間で作成しようとしないこと。

そして、プロの業者ができることを正しく認識し、必要に応じて外部の手を借りることを選択肢に含めて検討することをお勧めします。

ブログ一覧へ戻る