導入事例

Speed LMS

神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 様

2016年に発足した神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科は、理系の学生が「バイオプロダクション」「先端膜」「先端IT」「先端医療学」の各専門分野の理系研究を行っています。それに加え事業や財務、知財、技術の戦略を学び、自ら研究成果の事業化にむけたイノベーション戦略プロジェクト研究を行うという特色を持った研究科です。

導入前の課題

LMSは普段から学生向けに利用していましたが、正規の学生以外が使用するケースが出てきました。既存のLMSでは「セキュリティ上の問題」があり、それをクリアできるLMSの導入を検討しなくてはなりません。導入の条件としては「短期間で運用開始できること」と管理者及び受講者が「直感的に操作できること」の2点を重視していました。

eラーニングシステムを導入した経緯

これまでも、博士課程後期課程で理系の社会人学生を受け入れてきました。この度、文部科学省の「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」の支援を受けて、学外の方向けにも学習環境を提供することになりました。アントレプレナーシップとディープサイエンス・ディープテックの研究開発力を兼ね備える科学技術イノベーション人材の育成が目的です。これにより学外の方に向けた学習環境の用意が必要になったため、検討の結果Speed LMSの導入に至りました。

「Speed LMS」に興味を持った理由

講座の準備期間で、LMSの一括比較サイトを活用して何社かのLMSを見比べました。細かい設定が可能なLMSは導入コストが高く、運用開始まで数ヶ月かかるものがほとんどでした。講座開始までに時間がなかったこともあり、必要な機能が十分備わっていてすぐに運用可能な「Speed LMS」に興味を持ちました。

「Speed LMS」の魅力

一番魅力を感じたのは、フリープランからスタンダードプランへの移行が即時可能である点です。実際、学内でLMSの導入について承認を得る際にこの点が活きました。 その時点ではフリープランの状態で、関係者に実際の画面を用いてデモンストレーションを行いました。承認を得た後に、そのままスタンダードプランに切り替えることで、スムーズに準備できました。

導入後の効果

「セキュリティ上の問題」や「短期間での運用開始」というハードルをクリアできたのはもちろん、操作説明をしていないにも関わらず受講生から操作についての質問がほとんど無かったほど「直感的な操作」においても優れていました。 オンデマンド講義と併せて行われる、対面もしくはオンラインでリアルタイム受講してもらう講義に関する連絡ツールとしても有効に活用できました。 LMS導入までのスケジュール感や機能・コストなどを肌で感じられたことも、とてもよかったです。今後の学外向け講義の計画にも役立てたいと思います。